見る前にちょっと下調べ！パリの美術館をより楽しもう☆

フランスのパリにあるルーヴル美術館と、オルセー美術館を訪れる際には・・・時間がないときには、ざっとでもかまわないので・・・事前に美術史の大きな流れをつかんでいくと、作品を観る目というのが、ぐんと深まります。

・美術の大きな流れ
古代オリエントから始まり、古代エジプト、古代ギリシャ、古代ローマ、そしてルネサンス、フランドル絵画、オランダ絵画、バロック、ロココ、新古典主義、ロマン主義、写実主義、印象派、点描派、そして後期印象派へと続き、さらに現代芸術の時代とつながっていきます。


●古代エジプト
エジプト王朝3000年の歴史と共に歩んで、栄え、そして終止符を打った美術になります。

紀元前30年、クレオパトラの自殺によって終わりを告げました。

古代エジプトの人たちの言葉には、「美術」という意味に相当するものがなかったといいます。

彼らにとって、壁画に描かれているものは、死後の世界で必要な道具類であり、実用的な存在だったのです。

不思議？なのは、この3000年もの間、その彫像、壁画などにほとんど変化が見られないということです。